綾香ママが流星を宥める。


お願いだから、ここは穏便に済ませてほしい。


「ここは私のお店だから、私の言うことを聞いてもらいますからね。」


流星が舌打ちをした。


「最初からこいつにホステスさせる気だっのかよ。」


流星が晴香ママを睨み付けると。


「そう思いたければ思っていいわ。今は私に従ってもらうから。流星は自分の店に帰りなさい。」


流星の怒りはおさまらない。


「おまえは何を考えているんだ。俺の幸せをおまえはいつも壊す。みや、帰るぞ。」


ちょっと待ってよ。


このままでは帰れない。


強引に流星が私の腕を引いた。