私の中渦巻く黒い気持ち。


もしかしたら、流星も綾香さんの事を今も好きではないのか。

私のことはその気持ちを隠す為のものなのかも。


颯人に振られた私をほっておけなかったから。


やっぱりここへは来なかった方が良かったかな。


真実を知るのが怖いけど、真実を確かめたかった。


真実を知る為にもこの店で働く決心をする。


控え室で借りた真っ白なロングドレスに着替えた。


流星が私から離れようとしない。


かなりうざいけど。


「こんな綺麗な姿を他の男に見せたくない。」


アップにした髪を触れる。


そして、首筋にキスされて痛みが走った。


流星がキスマークをつけたのだ。


「みやは俺だけのもの。」


何回もキスを繰り返す流星。



流星が好きなのは私だと信じていいんだよね。