中々私を離してくれない流星。


明良さんに呆れらてもまだ私の肩を抱いていた。


お客さんの視線が気になって仕方がないのに。


ホストは彼女の存在をお客様に明かさないのがルールらしい。


ホストクラブは女たちが夢見る場所。


誰かに恋できる場所なのだ。


お店の中にも流星に恋してるお客様がいるはずだから、私一人が流星を独り占めしてはいけない。


「流星、お願いだから離れて。」


みんなが見ているからと言っても流星は離れてくれない。


「嫌だ、今日はみやを独り占めする。」


だなんて、ホストらしくないことを言うし。


「これは重症だな。流星の独占力は半端ないから。」


流星が又抱き締めて、そしてキスした。


頭がクラクラして、流星の激しいキスに酔ってしまう。


流星苦しいよ。