お嬢様の亜衣にそんな過去があったなんて、亜衣は今も明良さんを好きなのかも知れない。


実際亜衣に聞いた訳ではないけど。


「僕はいまでも亜衣が忘れられなくて、気がついたら定職にもつかずフラフラしてたら、流星がうちで働かないかって声をかけてくれたんだ。」


みんにもそれぞれの人生があった。


自分だけが不幸だと思っていたことに、今頃気づく。


「最初ホストなんか俺には勤まらないって思ってたけど、僕に向いてる仕事だと思えるようになった時、又亜衣に会えたしね、僕は亜衣を奪い返すつもりでいるよ。」


やっぱりそんな気がしていた。


亜衣とは今も両思いなんだね。


亜衣、今度こそ幸せになってほしい。