明良さんが亜衣と同じ高校だなんて知らなかった。


明良さんに聞いていいのか悩んでいるのが分かってしまったようで。


「今から話す事で、雅ちゃんは引くと思うんだけど聞いてほしい。流星の過去も話す事になるけどいいかな。」


流星の過去を知るのは怖いど覚悟を決めた。


明良さんはお酒を飲まないと話せないと言って、ビールを飲みほす。


「亜衣と僕は高校時代付き合っていて、将来は結婚しょうと約束をしてた。亜衣のお腹に僕の子がいたけど、亜衣は流産し二度と子供が出来ない体になってしまった。」


そんな事があったなんて、知らなかった。


「亜衣は僕には何も言わずに姿を消したから、僕は振られたとずっと思っていたんだ。」


大学時代もの亜衣は誰とも付き合ってなかったはず。


今のご主人と結婚した時にはかなり驚いたけど、亜衣は幸せだと思っていた。