お店にお客様が入って来ると、流星は私の席から立ちお客様の元へと向かった。


私の目が流星を追う。


「流星の事心配しなくていいよ。流星の本気を信じてほしいな。」


ありがとうございます、明良さん。



「ほら、見てごらんよ。俺たちを気にしてるのが手にとるようにわかるから。」


流星がこちらを睨み付けていた。


明良さんが笑いながら、私の肩に手を回す。


ちょっと止めて下さい。


明良さん、やりすぎです。


流星を挑発しないで下さい。


同伴出勤なんてするんじゃなかった。