流星が強く私を抱き締めた。


流星、痛いよ。


「こんな場所に連れてこなけりゃ良かった。勇気がみやの事好きなのは分かっていたし、もっと慎重になるべきだった。」


流星ばかりが悪い訳ではない。


態度をはっきりさせない私も悪いのだ。


異性に好きって言われるは嬉しかったりするから。


誰にも好かれたいと思ってる訳ではないけど。


もっとしっかりしなきゃ駄目だ。


「みやは自分が魅力的な女だって分かってないのが困る。」


私が魅力的女って。


何処が。


女らしくもないし、料理は出来ないし、酒乱だし、飲めばすぐ脱ぐし、性格もかなり暗い。


友達も少ないから、何処かへ出かけたりもしない。


恋人が出来るとついうかれて、自分を見失ってしまう。


結局上手くいかない。