勇気君が雅さんはきっと泣く事になると言うけど、たとえそうなったとしても、勇気君を好きになることはない。


「そんな雅さんを僕は見たくないよ。」


と勇気君が抱き締める。


逃げたくても強い力で動けない。


そこに流星が入って来た。


「勇気、離れろ。俺のみやに手を出すな。」


流星が勇気君を殴ろとしたので慌てて止めた。


「勇気君殴らないで。勇気君は私の心配してくれただけだから。」


勇気君、ありがとう。


私は流星が好きなの。


この気持ちは変わらない。


流星の怒りはおさまらないようだ。


「雅に近づくな。早くここから出ていけ。」


怒った流星はかなり恐い。


私に向ける優しい笑顔は何処へ行ったのか。


お願いだから、いつもの流星に戻って。