でも、高橋先生は多分流星に恋してると思う。


もしかしたら、恋人同士と思ってるかも知れない。


「高橋先生は流星の事好きなんだよ。流星と付き合ってると思ってるかも。」


流星が呆れた顔をした。


「電話もメールも店のパソコンからだし、彼女と二人で会った事もない。」


高橋先生は絶対勘違いをしてる。


高橋先生の好きな流星と私が付き合ってるなんて、とても言えない。


どうにかして、隠し通さなきゃ。


「高橋先生に雅と付き合ってる事を話すよ。」


それは駄目。


高橋先生を悲しませたくはない。


流星がホストだから、付き合ってる事を話せないのか。


ごめん流星、今はまだ言えない。


何が正しいのか分からないけど、もう少しこの関係を秘密にしたかった。