流星はいつも私だけだと抱き締めて安心されてくれるけど。


お店ではお客さんに抱き付かれたりキスされたり、それが仕事だから仕方がない。


でも、不安なんだ。


嫉妬してもどうにもならない事は分かってるつもり。


「みやが嫉妬してくれて嬉しい。」


本当にそう思ってくれてる。


「俺はいつも男子生徒に嫉妬してるよ。音楽室で男子生徒にキスされたんだろ。」


何で流星がそんな事知ってるのよ。


「みやの学校の高橋って先生がよく店に来るんだよ。話を聞いてたらみやと同じ学校だった。」


あの高橋せんがホストクラブに通ってただなんて。


「高橋先生はみやの事誉めてたよ。生徒に人気があるみやの事話が出て来て、みやがキスした生徒をひっぱたいた話を聞いた。」


だって、いきなり抱きつかれてキスされたんだから。


許せなかったんだよね。