俺が女を好きになったのは久しぶりの事で、初めてあった雅にドキドキした。


雅はお酒が苦手なのか。


進められるままにお酒を飲んでいた。


大丈夫なのかと彼女を心配してると閉店の音楽が流る。


雅は自力で立てる状態ではない。


亜衣さんは明人さんといつの間にかいなくなっていた。


麻紀さんと有子さんは先に帰ったらしい。


俺は酔いつぶれた雅を抱き上げた。


自分から女にキスしたり、まして酔いつぶれた女を抱いたりしない。


勇気がタクシーを呼ぶと言うのを断る。


いつもなら頼むとお願いするのだが、雅だけは誰にも触れさせたくなかった。


「みやは俺が送るから心配しなくていい。」


俺の言葉に勇気はかなり驚いているけど気にしない。


最初から雅を俺のマンションに連れて帰る事を決めていた。