颯人のマンションに着くと、運送屋の車が停まっていた。


流星が声をかけるとダンボールを持った二人の男の人が出て来る。


私も慌て車を下りた。


流星も一緒にいくつもり。


そのスーツ姿で。


三人に遅れないように私もついて行く。


「みやは車にいていいから、5階の503だよね。」


私が見ないと分からない物もあるし。


「服と下着は処分してもらう。学校関係の物は見れば分かるから、心配しないで。元彼にみやを会わせたくない。」


その気持ちは嬉しいけど、服と下着は処分する必要はないと思う。


高級な物はないけど、安いお給料貯めて買った物もあるんだから。


上手く言えないけど。