流星と離れていれば、流星を忘れられるのだろうか。


流星も私を無理に思い出さなくてもいいのだから。


このままでいれば私たちはもう関係ない人間になる。



寂しいけどお互い違う道を歩いた方が幸せなのかも知れない。



私はそんな事を考えながら敬祐の車に乗った。



今は流星の事は考えないでいよう。



「雅と出掛けるなんて10年ぶりだな。何を食べたい。」



敬祐に任せた。



オシャレなレストランに入っる。



「雅はパスタ好きだろう。ここの和風パスタ最高にうまいんだよ。」



敬祐のお薦めを頼んだ。



流星がボンゴレが好きだった事を思いだしていた。