日曜日の午後、明良さんと亜衣が明穂ちゃんを連れて病室に来た。



久しぶりに見る明穂ちゃんが大きくなっていて、可愛いい笑顔に癒される。


流星が明穂ちゃんを抱っこすると、泣き出した。



明穂ちゃんを流星の腕から抱き取り、亜衣に抱っこしてもらう。



流星が頭を抱えて座り込む。



私は流星を優しく抱き締めた。



流星が震えながら。



「綾香の赤ちゃん。」


そう言って倒れた。



綾香さんに赤ちゃんがいたの。



それは流星の子供。



怖くて流星に聞けない。


明良さんが慌先生を呼びに行くけど、私はその場から動けなかった。