流星は自分のベッドに腰掛け雑誌を読み始める。



二人とも無言。



「立ってないで座れば。椅子はそこにあるよ。」



はいと素直に従った。



「君は俺より年上だよね。でも子供みたいだ。」



流星って、こんな奴だった。



「四才しか違わないわよ。サンドイッチとコーヒー持って来たけどあげないから。」



流星が吹き出した。



「君って最高。サンドイッチとコーヒーもらうよ。俺は玉子サンドしか食べないし、コーヒーはブラックだ。」



私はサンドイッチとコーヒーを流星に渡した。



「玉子サンドどブラックのアメリカンです。」


流星は納得行かない顔で、玉子サンドを食べてコーヒーを飲む。



美味しそうな顔をした癖に。



流星から出た言葉は、まあまあたべれるかな。


だった。


どこまでも憎らしい奴。



この時流星は笑っていたね。



私は嬉しかったよ。