次の日も病院へ行くと言ったけど、流星が病室へ入れてくれないかもしれない。



帰れと言われたらどうしよう。



流星の好きな玉子サンドとコーヒーをポットに入れ持って来たけど、部屋のドアをノックする事が出来ないでいた。



ため息をついていると。



「中に入れば。」


声をかけられてしまう。


そこにいたのは流星だった。



「君も懲りない人だね。あれだけ冷たくしたのに。」



流星とは思えない言葉だが、ここでめげたら負けだ。



私は作り笑顔で流星を見てから病室に入った。


胸が苦しいよ。