私は明良さんに頼んで流星の病院に行く事にした。



とにかく会いたい。



会ってどうなるかは分からないけど。



私の事を忘れていたとしても会わなきゃ駄目だ。



本当は会うのが怖くてたまらないのに。



おまえは誰なんだと思われたら、本当に辛い。



だけど、会わなきゃ何も始まらないし、会ってから考えればいいと言う思いもあったりする。


現実はもっときついのかも知れないけど。



「流星が雅の事忘れる訳ないから。今は忘れていても、必ず思いだしてくれるはず。」


愛衣のことばを信じたかった。


流星が私を忘れるはずがないと思わなければ、前に進めないもの。


だから、流星に会いに行くよ。