流星がいない生活にだいぶ慣れた。



教師に成り立ての頃の熱い気持ちが、私の中に戻りつつある。



流星のおかげで生徒たちと本気で向き合えるようになったから、教師という仕事が楽しい。



女生徒と恋バナしたり、男子生徒には女にモテるにはどうしたらいいかなんて、相談されてるし。



真剣に進路の相談をしてくる生徒もいた。



毎日が充実していて、お店にピアノを弾きにいくのが楽しみになっていた。


今だに流星を想ってブルースカイに通うお客様もいる。



流星が好きだったシャンパンに、流星という名前がつけられた。



皆が流星で乾杯をする。


流星はここにいた。