流星が緑ちゃんの胸ぐらを掴んだ。


流星、止めて。


「俺は女を殴ったりしないけど、大事な女を軽蔑するのは許さない。」



とにかく落ち着こう。


自分の事を言われてるのに、なぜか平然としていた。


流星はホストの仕事に誇り持ってるし、枕営業してない事も知ってるから。


「俺は雅を愛してる。誰が何を言っても邪魔しても、この気持ちは永遠に変わる事はない。」



流星、ありがとう。


こんなにも流星に愛されて、私は幸せだから。


緑ちゃんごめんね。


ホストだと言う事を隠していて、ごめんなさい。


緑ちゃんが泣き出した。


「神谷先生が好きでどんな事してでも、自分のものにしたかった。」


本当にごめんなさいと緑ちゃんが頭を下げた。


分かってくれて、嬉しいよ。


好きになると回りが見えなくなるし、緑ちゃんの気持ちも分かるから。