亜衣がお店に来た。



明良さんが亜衣にすぐ気付き、亜衣を迎え出向く。



ピアノを弾く私の所に愛衣が来た。



「綺麗になったね。流星の愛情のおかげかな。」


恥ずかしいから止めてよ。


愛衣こそ幸せそうだね。



二人で話していると流星が近づいてきた。



「二人ともこっちで飲もうよ。」



亜衣と二人で流星の所に行くと、明良さんも来て四人で楽しく飲んでいた。



明良さんと亜衣は近々籍を入れるらしい。



雅たちはと聞かれたから、流星が答える前にはっきりと言った。



「私たちは結婚しないよ。」



亜衣は何でと流星に聞いても流星は答えてくれなかった。



「流星はまだ23才だし。結婚なんてまだ早いよね。」



流星を見ると切ない顔をする。


流星には結婚出来ない理由があるのかもしれない。


もしかして、既婚者とか。


まさかね。