僕は音楽の授業が終わった後、卯月先生に話かけた。


卯月先生逃がしませんよ。



「卯月先生と神谷先生は付き合ってますよね。同棲までしてるだなんて、学校にバレるのは困るでしょ。」



返す言葉がない。


どうして、分かってしまったのか。


動揺を隠せないでいた。



「僕は誰にも話したりしません。その代わり僕とつ付き合って下さい。」


彼が何を言いたいのか、理解出来ない。



流星と付き合ってる事を知った上で、自分と付き合えだなんで。


常識では考えられない。


ここで認めてしまえば楽になるけど、そうはいかない。


最後まで諦めるつもりはなかった。