私が大声を張り上げても無視され、生徒名簿を教壇に叩きつけてみた。


一瞬生徒たちが私を見たが、流星への質問を止めようとしない。


「神谷先生は彼女いますか?好きなタイプは?高校生は恋愛対象になりますか?」



流星がうるさそうなに私を見るけど、質問に答えないとおさまりそうもないので。


「彼女はいます。高校生は恋愛対象にならない。俺は年上が好きだからね。」


おばさんが好きだなんて、女子たちは笑ってるし。


女子たちは流星の並べの一言で、整列して体育館へ向かう。


本当にやってられないわ。


担任初日でクタクタに疲れた。


一度も担任を持った事がなかったから、本当に楽だったんだよね。