亜衣がシャンパンを頼んでくれて、みんなで乾杯をした。


お酒が弱い癖にかなり飲んでしまう。


いつの間にかもう一人のホスト明良さんも加わり、亜衣の横に明良さん、麻紀の横が勇気、有子の横が咲夜、そして私の横には流星がいた。


流星は慣れた手付きで肩に腕を回して来た。


「何をそんなに怒ってる訳。」


「別に 。」


イライラして、又お酒を飲んだ。



「もう止めた方がいいよ。飲めない癖に無理なんかして。」



イチイチ、ムカつく男だ。



「あんた誰にもそんな甘い事言ってるんでしょ。ほっといて!私に構わないで。」



お酒の入ったグラスに手を伸ばすと、流星がその手を止めた。



もう、何なのよ。



彼の手を払い。



構わないでと言おうとした私の口を、彼の唇が塞いだ。



何するの、この変態男!