「見間違いじゃねーだろ。梅澤嫌がってたじゃんか」 「嫌がってたけど…。倒しちゃったのはまずかったし」 「俺もあいつの体引っ張ったけど」 「だからあんなに遠いとこに倒れたんだ」 「んだっつの。ナンパかと思って。助けたんじゃんか」 「勘違いだけど、助けてくれてドウモ」 「感謝してねぇだろ」 「してるっ!てか、どうしてついてくるの」 「俺もこっちに用あるんだよ」 「うそでしょ。ストーカー!」 「ふざけんなよ」 「あ、あたしは友達とカラオケだもん」 「あ、偶然。俺も駅裏カラオケ」