『どこほっつき歩いているのよ!あんた以外みんなそろったんだから』 「ごめんごめん。すぐ行くよ。で?ドコに?」 『駅前の裏口のカラオケよ』 「あーハイハイ。すぐ行く」 『早くよ』 パコンと携帯を閉めた。 目指すは駅裏カラオケ! 「あの」 と、出鼻をくじかれた。 「はい?」 「落としたんですけど」