近距離ロマンス



てゆーか、珍しいかもっ、意地悪も何も考えてない松本…。




「したらご褒美に何でもゆうこと聞いてやる」


「え…」




それってすっごく素敵!


松本があたしの思いのまま?




「やりましょう」




俄然、やる気のあたし。


松本は気合に満ち溢れたあたしに笑顔をこぼして、あたしの頭にぬくもりを残した。


一瞬だけなでられたあたしの頭の熱は、全身に回り、あたしの体を火照らせる。


さよならの合図だったらしい。



あたしの部屋から出て行って、家からも出たかな。





あ~~~~~っ!!!


友達、なんだよ…?



ちゃんと意識してるはずなのにな…。