このふたりって、ドコまでやってんの? というのはあたしと松本だけの疑問だろう。 あたしと由宇ちゃん、そういう話しないもんなぁ。 「じゃあ計画を立ててどこ行くつもりなの?」 光汰くんは自分がせき止めた話題をまた復活させて流した。 おかげでまた会話が再開する。 顔を赤くした由宇ちゃんが、冷静を装いつつ話に戻ってくる。 「ほんとうなら泊まりでもなんでもしたいんだけど。たぶんむりだろうから、遊園地とか水族館とか、そういう系どこか行きましょ!」