なんとなく携帯を開け閉めしてて思った。 梅澤に、どうすべきか? 結論には至らず、マナーモードにしている携帯が震えた。 画面を見ると昂汰からの電話だった。 ケリつくまで話さないんじゃなかったの? 俺はそう思い、電話に出た。 昂汰からの電話を切って、身支度をして、朝飯を食べず、俺は家を飛び出した。 ■□■□ 梅澤咲良SIDE もう時計は12時をまわった。 駅前、10時。 けんかしたからかな。約束にだれも来れないのは。