自習の時間、遠野さんが声を掛けてきた。 僕は、考えすぎると眠くなってしまい、 自習中うとうとしていた。 振り返ると、眉間にシワを寄せてる遠野さんがいた。 「椎名くんは、卒業したら、進学するの?それとも就職?夢とかあるの?」 遠野さんも、進路のことで悩んでいるみたいだった。 夢はあるけど… なんとなく、言葉を飲み込んだ。 「みんな、もう決めてんのかな?」 遠野さんは、そう言って周りのみんなを見渡した。