「断るの当たり前じゃん」 「え?なんで?」 昼食後、美保と屋上にやってきた。 フェンスに寄りかかって、美保ははぁーとため息を吐いた。 「椎名くん、からかわれるのが嫌だったんじゃない?いつもパンばかりなのに、いきなりお弁当なんて持ってきたら、うちのクラスの男子馬鹿だから、根も葉もないこと言い出すに決まってんじゃん」 そのくらいは、想定してた。 だけど… 「椎名くんは、そんなこと気にする人じゃないよ?やっぱ、迷惑だったのかな?あたしなんかのお弁当」