「それって、椎名?」
「え!?」
「当たりでしょ?やっぱりな」
椎名くんの名前が出てきてびっくりした。
それに、やっぱりってどういう意味?
「千秋くん、どうしー」
「遠野さん!」
その時、後ろから彼の声が聞こえた。
その声を辿り振り返ると、椎名くんがそこには居た。
チェックシャツとデニム姿の椎名くん。
かっこいい。
初めて見る私服姿を見てそれが第一印象だった。
「よ、椎名」
千秋くんの声に、見惚れていた自分にハッとした。
「椎名くん、おはよう」
「おはようって、遠野さんもう昼過ぎだよ」
千秋くんのするどいツッコミが入った。
ハッとして、恥ずかしくなる私。
「おはよう」
でも、千秋くんのツッコミを無視するかのように、椎名くんはニッコリと笑ってそう言った。
椎名くんの優しい笑みに私も思わず笑みがこぼれた。
「2人で出かけんの?もしかして、デート?」
千秋くんの言葉にドキッとした。
恥ずかしくて、何も言えない私に椎名くんが手を取った。
そして、

