「ただいま…」


家に帰宅し、部屋のベッドに倒れこんだ。



「14時…校門前…」


ボソボソと呟いて目を閉じた。





"星見に行かない?"





椎名くんの言葉がぐるぐると頭を回る。




椎名くんの笑った顔、久しぶりに見たなぁ…



寝顔も可愛いかったなぁ…



やっぱり…



あたし、椎名くんのこと…




その時、ハッと我に返った。


私…


椎名くんに…




キ、キスを…



しようとしてた?よね?




急に恥ずかしくなって、勢いよくベッドから起き上がった。