虹が架かることを信じて

ザワザワザーッ

「うわ〜綺麗」

さっきまで話に夢中で気付かなかったけど、ここ、すごく綺麗。

上を見上げると、大きな木が私達の上に屋根みたいにあって葉っぱと葉っぱの隙間から見える太陽の光が、キラキラとしていて綺麗。

「....そろそろ、下に降りようぜ」

「あっ、そういえばそうだね」

私達はまだ、塀の上にいたことに気づいた。

「よっ、と、」

ふぅ〜無事着地できた。

「え、ここ....すごい、なんか秘密基地みたい!」

さっきまでずっと上にいて気付かなかったけれど、そこはまるで秘密基地みたいだった。

周りには私達の背より大きな草が生い茂っていて、私達がいるところにだけその草がなかった。

「ここ、草に覆われてんだろ。だから向こうからは見えないんだ」

「へぇーそうなんだ!すごく良いところだね」

「あっやべ、遅刻だ。おい虹架急げ!」

「あ、うん!」