虹が架かることを信じて


しばらく彼についていくと....

「ここだ」

「ここ?」

彼が見ている方向を見てみると、そこはなんのへんてつもない、ただの学校の塀だった。

「ここに凹みがあるだろう。そこに足を引っ掛けて登るんだ」

そういうと彼は登って見せた。

「ほら、登れよ」

そう言われ、私は先ほど彼が足をかけていた凹みを見た。

確かに、よくよく塀を見てみると小さな凹みがある。

私は彼の真似をして、塀を登った。

「....お前、運動神経いんだな」

「そう?」

「...あぁ」

実は私、自分で言うのもなんだけど、運動神経がいいんだ!

まぁ、それだけが取り柄なんだけど...