「俺、お前のことが好きだ!」

あの蒸し暑い日の帰り道。

横断歩道でセミの鳴き声に負けないくらい大きな声で、顔を真っ赤にして君はそう言ったよね。

ねぇ、あの言葉は嘘だったの?

15の夏、私は大切な人の心の中から消えてしまった....。