「正志のまわりの仲のいい奴ら、書き出してみて。
名前とか、特徴とか」


「オッケー、やってみる。
智也も頼むぞ」


そう言って、俺は無造作にやぶかれたノートの紙に
いつもつるんでいる3人の名前を書いた。





『山川 ユウタ』
(ガッチリ型、色黒スポーツマン、右目の下にホクロ)

『小山 カズキ』
(いつもへらへらしている、赤メガネ、ツリ目)





「書けたぞ、智也。」

「おぉ、俺も今書けたとこ。
こんな感じで、どうよ」


智也の書いた紙にはこう書いてあった。




『片岡 マサル』
(お調子者、黒髪パーマ、右耳に小さいピアス1つ)

『鈴木 ナオト』
(黒ブチメガネ、黒の短髪、細身)

『武田 リョウ』
(茶髪、目が大きい、赤の腕ミサンガ)