次の日も同じように支度をして、
俺と智也は学校へ向かった。


「じゃあ、あとは頼んだぞ」

「まかせろ!そっちこそ、しっかりな」



智也が家を出て少ししてから
俺も家を出て、学校に向かって自転車を走らせる。


15分くらいで学校に着き、自転車置き場に自転車を止めた。
そして鍵をかけようとしゃがみこんだ瞬間、後ろから誰かに声をかけられた。


「お、智也。おはよう」


驚いて顔を上げると、
俺の真後ろにまったく知らない男子生徒が立っていた。


げっ、やっべぇ!
誰だこいつ!?
同い年なのか先輩なのかも分かんねぇ!