「いや、明日もやりたいよ、俺。
楽しかったからさ、もうちょっとやろうぜ!?」


俺がそう言うと、智也はさっきまでの曇った顔を急にぱっと明るくして
嬉しそうに笑った。


「マジ!?良かったぁ!
俺明日からも続けたかったんだ。

じゃあ決まりな、明日からも続行で!」



‥‥何だ、そういう事か!
あぁー、良かった。

智也もう辞めたいのかと思ったよ。


「あぁ、じゃあ明日も頑張ろうな!」



俺は、何だかものすごくほっとしている自分に驚いた。
ほんの一瞬見かけただけの女の子なのに。
こんな風に頭がいっぱいになってしまうなんてこと、あるんだな。

これってやっぱり、一目惚れってやつだよな‥‥。