さすが智也。

こいつには、何もかもバレバレだ。


俺の気持ちも、俺がどうしたいのかも‥‥
何も言ってないのに全部伝わってる。





「ほんとに、智也にはかなわねぇな!




‥‥俺、美保のことが好きだ。


傷つけてしまって、もう諦めようとしてたけど
やっぱり無理そうだよ。


美保の居ない今の生活、
つまんなくて、悲しくて、寂しくて、
たまんねぇんだ。




できることなら
美保にもう一度会って、もう一度ちゃんと謝りたい。

俺の気持ち、ちゃんと伝えたいんだ‥‥。」