‥‥次の日の朝になった。

「まーさーしーーー!!!」


セットした目覚ましが鳴るより早く、智也のでかい声で俺は目を覚ました。
時計を見ると、いつも起きる時間までまだあと30分以上ある。


「朝から騒ぐなよ智也‥‥
まだ時間じゃねぇんだから寝かせてくれよぉ‥‥」


「正志!起きろ!
準備しよーぜ!」


「え、準備って‥‥何の‥‥?」


「何ムニャムニャしゃべってんだよっ!
寝ぼけてんじゃねぇぞ!

今日から始めるって言っただろー?」


そうだった、今日から例の作戦を開始するんだった!
寝ぼけて頭が働いていなかった。