「じゃあさ、今のうちにちょっとトイレ行ってきてもいい!? ちょうどすぐそこにあるから」 そう言って美保は、たこ焼き屋の裏を指さした。 店の裏を少し入っていった所に、公衆トイレがあるのが見える。 「あぁ、いいよ! 行ってきなよ。 すぐそこだし、俺ここで並んでるからさ」 「うん、ありがとう! じゃあちょっと行ってくるね」 そう言って美保は、屋台の向こう側へ歩いていった。