「おい、正志。

もちろん、父さんと母さんにも秘密だからな。
それから紗江にも」

「分かってるよ!
こんな計画バレたら絶対止められるよな」



「だろうな。
まぁ、俺は止められてもやるけど!」



そう言って智也は子供のように笑った。
本当にこいつは、いくつになってもいたずらっ子のガキみたいな奴だ。

まぁ、そんなこいつの思いつきに付き合ってる俺も、
人のこと言えないけどな!


‥‥だって正直、この計画かなり面白そうなんだ。

割と真面目に、無難な人生を歩んできた俺だけど。



たまにはこんな無茶も、悪くないな!