しゃがみこんで花火をする美保の横にナオトが立っていて、 二人で花火をしている。 「聞いたか? ナオト、例の彼女と別れたらしいぜ」 「‥‥え? 例の彼女って、 美保と別れる原因になった彼女のことか?」 「あぁ、つい最近別れたんだってさ。」 「‥‥どうして」 「どうして、ってオマエ。 そりゃ決まってんだろう」 そう言ってリョウは、ちらりとナオト達の方を見て 小さく笑った。