‥‥そして次の日。


いつも通り、智也として学校に向かう。
自転車を置き場に止め、教室に入った。



「おはよう!」



リョウ、マサル、そしてナオト。
いつもの三人はもうすでに教室に居た。


「あー、智也!おはよー!」


マサルがいつもの調子で、嬉しそうに手を振った。
マサルのテンションは、朝でも高い。



俺がみんなの所へ寄っていくと
ナオトもおはよう、と言って笑ったけれど、

俺は何となく、ナオトに目を合わせられなかった。