「アイツもさ‥‥色々あったんだろうけど。 でもあれは、本当につらい思い出」 美保はさらに続けた。 「私、信じてる人に嘘つかれるのなんて もう二度と嫌だよ‥‥」 ズキン。 美保の言葉に、俺の心はチクリと痛んだ。 ‥‥そう言えば、前に一緒に学校から帰った時にも 美保は同じことを言っていたな。 嘘をつかれるのが怖い、 騙されるのは悲しい、と。 ‥‥あれは、この話の事だったんだな。