「こんにちはー!」




カフェに入ると午後の開店時間がちょうど始まる時間でお客さんはまだいなかった。





控え室に行くと八ツ橋さんがのんびりとコーヒーを飲んでた。



「乃亜ちゃんやっほー!今日は俺と一緒に食事担当やで〜」



「わかりました‼︎じゃあ、あたし食器の準備しますね‼︎」




「待って」



手を握って離さない八ツ橋さん。




握った手を見つめたままで。




「あの、八ツ橋……さん?」