十何分かしてやっと人がぞろぞろときたくらいになってた。





それでも清川君は寝てるけどね。





「乃亜〜っ♪おはよ!なにそれ、日誌?」




りんごジュースを飲みながら結衣がこっちにやってきた。




「そー、あたし日直」




「うわ、だる。あ、そうだ‼︎今日部活オフだから一緒に帰ろ♪」



「おっけい♪」




「でさー、聞いてくんない⁉︎」



机をバンっと叩く結衣は何か悩み事でもあるのかな?



「悠斗(ゆうと)がね、隠れて浮気してたの‼︎最悪っ‼︎マジありえない‼︎」



えぇ⁉︎あんなにラブラブしてたのに⁉︎



悠斗というのは一個上の先輩で本名は加島悠斗。



あっちから告白されたんだっけ?



「だからね、振ったの‼︎もうあんなやつ大っ嫌い‼︎」




「まぁ、結衣落ち着いてって」




「落ち着いていられるかぁあああ‼︎」




みんなの視線が痛いからやめて……。