数分して、浩輔がノートを持ってきた。




「これ、一樹に渡してくれない?昨日あいつ、これ忘れていったから」




渡してもらい、ペラっとめくると数字やグラフが書かれていた。



ていうことは数学?





「これを渡せばいいんだよね?」




「おー、よろしくね♪じゃっ‼︎」



浩輔は水を飲んで、グラウンドに走っていった。



じゃあ、早く終わらせて渡そ、たぶん困ってるだろうし。