女性恐怖症彼氏

「そういえば、一樹君は?」



一緒に食べるって言ってたんだけど。




「一樹なら、屋上で女子に呼ばれてたよ!また告白されてるんじゃなーい?」





やっぱりモテるんだ。



「じゃあ、並んで待ってようか!ていうか俺、結衣ちゃんと話してみたかったんだよねー!」



「ホントに⁉︎嬉しいなぁ♪」



浩輔と結衣はすごく気が合って置いていかれるあたしと雅人。




「なんか、僕たち邪魔っぽいよね…あはは」



ちょっと、雅人から黒いオーラが出てる……。



「まぁ、あたし達も話してればそのうち来るよ!」



「そうだね♪」



それからあたし達は食券を買ってメニューの列に並んだ。