「知り合いだったの? シュンと…スミレちゃん?だったっけ?」

思わず割り込んでしまった。
あー。もしかして、別れた原因…?



店につくなりすぐにトイレに向かうシュン。
それを追うように、私も席を立つ。

「ユキナ?」

ユキさんが不安そうに私を見る。

「トイレに私も行きます。」

そう言い残してシュンを追った。


「…なんだよ?」

トイレから出て来たシュンは、呆れた顔で私を見る。

「トイレまで尾行か?」

「別れた理由って…」

「…お前いい加減にしろよ。スミレちゃんは昨日知り合ったって言っただろ?今は仕事だ。プライベートの話してくるな。」

怖い顔つきで私を見るシュン。

「でも…」

「早く戻るぞ。」

スッと私の前を通って行った。